【抄訳】エリートサイクリストのトレ中のプロテイン摂取の効果

TRDAARR

なかなか面白い研究結果ですね。このサイトに来る人の大半がダイナマイトな外観、タイタンの如き筋力、又はその両方を追い求める脳筋(俺も俺も)だと思うので、今から紹介する研究結果に接点が無くて興味が無いと思いますが、「こう言う結果もあるんだなー」くらいに留めておいて下さい。

AARR2016年3月号より

エリートサイクリストの厳しいトレーニングキャンプおいて、トレーニング中のプロテイン摂取が回復にもパフォーマンス増加にも効果が無かった

研究はこちら「Protein intake during training sessions has no effect on performance and recovery during a strenuous training camp for elite cyclists.

目的: トレ中のカーボ摂取は有益的な効果をもたらすものとして広く認知されているが、タンパク質のトレ中摂取の効果はよく知られていないのでそれが知りたかった。
内容: エリートサイクリストを使った無作為化二重盲検。一方のグループはトレ中毎時タンパク質14g/炭水化物69gのドリンク (タンパク質加水分解物/炭水化物混合飲料)、もう片方がトレ中毎時炭水化物84gのドリンク(等カロリー)。
期間: 6日。トレーニングセッション時間は累計25-29h。
人数: 18名。
備考: 食事はカロリーが統一されており、タンパク質は基本的に一日1.7g/kgで調整。トレーニングメニューは基準化し、管理されいた。
測定パフォーマンスマーカー: ①10秒のピークパワーテスト、②5分全力パフォーマンステスト。
測定バイオマーカー: 初日と6日に断食後の血液検査と唾液検査を実施。

結果

  1. 両グループとも初日のセッション後、及び6日後の5分全力パフォーマンステストは成績が悪化し、グループ間の差は無かった
  2. 両グループとも6日後の10秒のピークパワーテストは対して変化せず、グループ間の差は無かった
  3. 筋破壊、筋ストレス、免疫機能等のマーカーへの影響は見られなかった。

結論

トレーニング後にしっかりと必要なプロテインと炭水化物の入ったリカバリードリンクを飲んでいる場合、トレ中にプロ入り炭水化物ドリンクを摂取しようが、炭水化物のみのドリンクを摂取しようが、大して変わらない。

コメント

  1. 筋生検無し、残念。
  2. 期間が短すぎる。長期に及んでいれば、順応による別の結果が見れたかも知れない。
  3. 結果/結論は特異的な人口(エリートサイクリスト、持久アスリート)、特異的なエキササイズ(サイクリング)に限定されるかも知れない。
  4. タンパク質を含んだリカバリードリンクにより、トレ中に摂取したタンパク質の効果(あったならば)が見えなくなった可能性がある。
  5. 過去の文献を見ても、持久運動においてエキササイズ中にタンパク質を摂取する事によるベネフィットは余り見られていない。特にトレ中に毎時60g超の炭水化物を摂取していれば尚の事ベネフィットは見られない。

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