【翻訳】IFBB Proの暴露

stew-roids

タイムリーでしたので、今回はこちらを紹介。

 記事はT-nationからです。知っているかどうか分からないので説明しておきたいのですが、T-nationは特集記事やフォーラムも運営しているほか、biotestと言うサプリメント会社も運営しています。投稿記事には著名なゲスト寄稿者も居れば、「?」と言う内容の記事もあります。最終的にサプリメントを売りたいわけなので (そして私はAdsense収入でガッポガッポ)、所々に胡散臭い書き込みも見られます。とあるタンパク質の特集記事では吸収性やら即効性を取り上げ、市販のプロテインを解析してスコアを表記したリストを作成していて、もちろんbiotestのそれが一位とかね^^;今回の記事にも唐突に商品が推されています。
 

この記事の要訳

1. プロのボディビルダーは大会前の(薬物の) 4ヶ月サイクルに$8000ドルから$20,000使ったりする
2. 多くのプロは信頼できる医者にモニターされており、医療知識をもって具体的に管理されている
3. ボディビルダーが絡む薬物関連の死因はステロイドではなく、娯楽薬の乱用である。とは言え、利尿剤とインスリンで大変な事になり兼ねない。
4. 本記事には実際のプロのボディビルダーのサイクルを公開する。絶対に真似するな。

編集長の注釈: T-Nationは匿名でステロイドフォーラムで情報を共有したり記事を書きたいと言ってきたIFBB Proにアプローチされた。身分をチェックした後、我々は彼に情報を公開する場を与える事にした。こうやってShadow Proは誕生した。

真実

子供の頃にプロレスリングが本物のバトルかどうか議論し合ったのを覚えてるか? 俺がボディビルダーを志した頃もプロが実際にステロイドやその他の薬物を使っているかどうかとかが議論されていた。

マジで。

でも全部彼らのせいではない。当時の雑誌はステロイドについて一切触れなかったし、プロの奴等もそう聞かれたとしても正直に答えられなかった。みんなの大きな秘密…みたいな感じのものだった。

今日は違う。にも関わらずプロ、アマ、そして「ナチュラル」ボディビルディング業界にまつわる嘘や間違った見方について聞く。

事の発端はネットに転がっている自称有識者によるナンセンスの撒き散らし。そこでプロやトップアマが使っている実際のサイクルについて幾つかの点を明確にしたい。

当事者の視点

先ず健康について少し話そう。うん、俺らでもそれは大切だ。少なくとも大体の奴は同意する筈だ。しっかりした食事とサプリメンテーションはサイクル中に健康を維持して行く上でかなり大切だ。糞の様な食生活をして健康を疎かにすると、当然ステージ上でのパフォーマンスも糞みたいもんになる。

俺は一年間の間にある程度のサイクルオフをする。更には健康を維持出来るようにあれやこれやとする。一年を通して、サイクルがオンだろがオフだろうが、血液検査をやって基準値である様にチェックしている。

個人ドクターだと金さえ払えばどんなテストだろうと手配してくれる。更にドクターと絆が出来上がれば実情を打ち明ける事も出来る。そうすればサイクルを通してドクターに直接モニターして貰える。

大体のトップのプロ達は信頼出来るドクターを抱えている。ほとんどが数十年もこうやって来ている。そうやって行く内に理解のあるドクターに出会うわけで、何がベストなのか当然分かって来る。

俺は健康に関して大きな問題も無く、とても幸運だ。たまに「重いサイクル」中の血液検査では、肝臓や腎臓がぶっ飛んだ数字になっている場合がある。でもPCTと経口薬の使用を停止すると、大体数週間で全てが元に戻る。

諸悪の根源

俺はステロイドと娯楽薬や鎮痛剤を併用した為に健康障害を引き起こした連中しか見たことない。これが諸悪の根源だ。

ステを使っている自覚を持ってしっかりしていれば、普通は大きな問題に遭遇しない。遺伝的な要因もあるので、ステロイドと合わなくて使っただけでアウトな特定の人も居る。

どのステロイドも、いやどの薬もだな、乱用すればろくな事にはならない。とは言え、仮に何か一つボディビルダーが出くわす危険なエリアがあるとしたら、それは利尿剤だ。プロ級のステージ出場間近になると、身体は普通にもろくなっている。

普通の人は血圧の為に利尿剤を問題なく長年使っている。薬を知的に使えばそう言うリスクは防げる。問題はステージの為に乱用したり多用したりした場合に発生する。

インスリンも無教育なボディビルダーにはとても危険だ。ちゃんと分かっているのなら安全に使いこなせるだろう。でも長期に渡って使い、ちゃんとしたプロトコールを使っていないのなら命取りになる。

お前がもし無能で薬物を摂り過ぎて死んだ場合、それは薬が危ないのでは無く、無教育な使い方が危ないんだ。

ボディビルダーのステロイドによる死亡事故

絶対ありえない。大きな偏見で考えるだけで馬鹿馬鹿しい。

メディアは何かあった場合に具体的な調査は一切せず、すぐさまステロイドのせいにする。大体書いている記者はスポーツの知識は一切ない。未だにステロイドによる死亡事故を立証されていない。

でもまあプロホルモンを禁止した政府関係の奴等を見ると、俺らの人生が如何に何も分からない奴等に判断されているか分かる。

勿論阿呆な人だっている。俺は毎日36 IUのGH、5~6グラムのオイル、100IUのインスリンを摂取していたボディビルダーを知っている。イカれた量だぜ。

ボディビルダーがサイクル中の週末に羽目を外して娯楽薬をキメちゃう事ほど阿呆な事はない思う。とても大きい健康リスクだ。

ステロイドの対価

誰もお金を稼ぎたい為にボディビル業界に入ってこない。残念ながらここはNFLじゃない。

プロのボディビルダーは、一般的に出場する大会の賞金以上の出費を大会前サイクルで使う!俺はボディビルディングと言うスポーツが好きで出場している;栄誉や金の為では無い。

俺はプロのボディビルダーとして16週間のサイクルで$20,000使った事がある。数あるサイクルの中で一番高かったんだが、原因はGH代だった。

俺レベルなら$8,000から$15,000の出費が妥当だろう。ほとんどがGHの値段によるものだ。俺は薬局から買っているのでかなり高い。

とあるプロボディビルダーのサイクル

じゃぁトップボディビルダーは何をどれだけ使うのかって?俺が教えてやるよ。

ただ頭に入れて欲しいのは、これがステロイドの「ハウツー」じゃねぇって事と、実際のプロに使用されいてる一例である事だ。サイクルと言うのは個人的なニーズを考慮しないといけないわけで、それは各々違う。

一般的な16週間サイクルの基本

1. 大会6~8週間前に長鎖エステルの使用を止め、即効性化合物に切り替える
2. 大会が近付くにつれ、「ハードさ」と「ドライさ」を出す為にアンチエストロゲン剤を増やす。これを知らずに失敗する人が沢山居る。
3. テストステロンは大会2~4週間目に使用停止する。大会直前まで使っても大丈夫な人もいるが、これは個人差がある。「ドライさ」と「ハードさ」を追求するなら早期に断つのが賢明だ。
4. サイクル中の健康維持の為のサプリメンテーションは完璧にしないといけない。俺はFlameoutやクルクミンなどの肝臓機能強化の為のサプリメンテーションを使っている。
5. サイクルはシンプルにする。複雑にする必要は全く無い。ボディビルダーが経験不足なら服用量を先ずは抑えるべきだ。

中からヘビーな16週間サイクルのサンプル

これは一般的なプロボディビルダーのサイクルだ。俺もやった事はあるが、誰にでもオススメするわけでない!

 薬品名・量 (備考)
※ ED=Every Day (毎日), EOD=Every Other Day (隔日), IU=International Units (国際単位)

1-10Testosterone Enanthate (エナント酸テストステロン), 750mg a week (1000-1200mg 上級者)
1-10EQ (Equipoise,又はBoldenone Undecylenate), 800mg a week (1000mg 上級者)
1-10Tren E (エナント酸トレンボロン), 600mg/week (800mg 上級者)
1-8D-Bol (ダイアナボル), 50mg every day (up to 100mg 上級者)
10-16100mg Testosterone prop (プロピオン酸テストステロン) EOD (100mg ED 上級者)
10-16100mg Trenbolone Acetate (酢酸トレンボロン) EOD (75-100mg ED 上級者)
10-16100mg Masteron propionate (プロピオン酸Drostanolone) EOD (100mg ED 上級者)
10-1650mg Winstrol or Anavar ED (ウィンストロール、又はアナバー) (たまに両方やる)
8-16Start T3 at 25mcg ED and taper up as needed (Cytomel).
12-16Halotestin, 開始 20mg ED で毎週 10mg 増量  (精神が不安定なら使わない方が良い)

Pharmaceutical GH (薬局グレードの成長ホルモン) 6-12 IU ED for the whole cycle (If people can afford more then the sky is the limit. I know guys who've gone up to 30 IU but this is rare.)
Insulin 上級者向け! プレワークアウトに5-10 IU そしてすぐさま Plazma™ を飲む. これは抑え気味の量で、もっと摂取する人も居る。
インスリンを止める時期には個人差があり、コンディショニング、むくみ、そして炭水化物摂取量に影響される。最後まで使い続ける人も居れば、大会直前に使用停止する人も居る。
Clenbuterol (クレンブテロール) 大会から6~8週間前に使用開始出来るがオプションである。大体は20-40mcgと低く開始する。

アンチエストロゲン系

Nolvadex (クエン酸タモキシフェン): サイクル中20mg ED。必要あらば大会6週間前にテーパリングを。
Arimidex (アリミデックス) 1mg開始でサイクル中ずっと。必要あらば大会6週間前にテーパリングを。
Proviron (プロビロン, 
mesterolone) 大会8週間前に25mg EDで使用開始して、大会に近付くにつれ100mgまで増量。

注意: 最後の週については触れていない。複雑な上に個人差が激しいので除外した。

上記の様なサイクルをやっている人は上級者なので、最後の週が大会毎に変わるのを知っているはずだ。決まった服用プランなんて無い。大会前のコンディションをチェックせず、そのコンディションに合わせた調整をしないプランを誰かからもらったらそいつは大馬鹿だ。
 


私見

 以下いつもの戯れ言。

 投稿者の口調が聞いたことある感じだったので、誰か分かる気がして調べてみたんですが、自分が想像していた方はIFBB Proカードは持っていませんでした!想像していた方はBostin Loyd君で、数年前に浮上してYoutubeでステ関係の実態を暴いています。本人も使用者でどれくらい簡単にチェンジ出来るのか動画でビフォー・アフターを見せてましたが、凄かったです。最近ではRich Piana(同様に公表しているユーザー)さんとコラボ動画とかをしています。

 Bostin君が最初に1年ステを使ったTransformationを見せてくれたんですが、とても凄かったですね。
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オリジナルの動画はYoutubeのコミュニティガイドラインを違反しているとの事で削除されちゃっているんですが、luimarcoがすげーって言っている動画にほぼオリジナルの映像が残っています。現在も活躍中のBostin君の今は結構凄くなってますね。

 個人的にステに対して倫理的な拒絶は全く御座いません。健康に害を及ぼす云々も決定的なリサーチも無いです。ステ使っている人を非難しつつも、市販のゴミ「テスブースター」を ( ま っ た く 効果が無い) 買っちゃってる人って結構居ますよね。外因性のエンハンスサポートを取り入れていると言う点ではステと結局は何も変わりは無い。片方は実際に効果があり、片方は糞ほど効果が無い。「スポーツセイシンガー」と念仏を唱えてる方も居らっしゃる様ですが、根底にある決定的な違いは合法か非合法だと思いますし、それは理解出来ます。ですが、そういうテスブースターを使用している方はステが合法になった途端使い始めるんですかね?(日本でのステ関係の法律は知りません) 

 ステに対して文句は無いんですが、ステ周りの現状になら少し文句はあります。青少年や今から頑張ろうとしているトレーニーが、ステを使っていると公表されていないボディビルダーが掲載されている雑誌の、エンハンスMAXのボディビルダーを見て、アシスト無しで得られる最終的な肉体の限界や成長速度に対して非現実な認識を得てしまう事です。自分が海兵隊に入隊してまだ歩兵科所属だった頃はロニコー全盛期で、仲間で「ロニコーはナチュラルだよ!」「いや、絶対使ってる!」等と議論し、擁護していた一人が「これ使ってるみたいだけど」と雑誌の特集にあったロニコーの当時のスポンサー社のMet-Rxを勧めてきたのを覚えています。そんなロニコーも2011年にはカミングアウトしていますね。つか、今の知識からだと明らか過ぎて当時議論していたナイーブな自分たち懐かしいです。そう言う風にスポンサーと組んで、虚偽の宣伝で青少年に市販されている品を買わせて「これを飲めば/摂取すれば/使えば」誰々みたいになれる!と言うのは良くない。大人になってから無知のまま人生を歩く人達が騙されて買う分には全然よろしいかと(笑)。

 ステ使っていると公表した元プロと言えば、アーノルド・シュワルツネッガー、ジェイ・カトラー、ロニー・コールマン、ドリアン・イエーツ、リー・プリーストなどが居ますね。何使おうが常人離れした努力の積み重ねを否定出来ませんね。あと、ステと考えると筋骨隆々のムキムキマッチョの想像されてる方もいらっしゃいますが、PED(パフォーマンス向上薬)って点から見ると全員そう言うわけじゃないですから!カッティング中に生じる筋肉ロスを防いだり、筋力を向上させたり、扱えるトレーニングのボリュームが増えたり、リカバリー速度が上昇したり、力の立ち上がり率を上昇させたり、様々です。凄い!


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コメント

  1. まさ より:

    バッキーさん初めまして、いつも面白い記事楽しみにしてます。
    私もユーザーに対して倫理的な拒絶はありません。日本はステ関係は違法で無いはずなのでテスブースターなど使っている人はスポーツ精神が~とかよりもよく分からないので副作用が怖いんだと思います。競技をしている方は検査に引っかかるため使えませんが。学生のトレーニーでステ使っている方は何人か聞いたことあります。
    ロニコー全盛期と言うと2003~2004年あたりですか、自分がロニコーの存在を初めて知ったのは2007年ぐらいでもうユーザーってのが大前提で語られてたと思います。その時初めてボディビルという競技、ミスターオリンピアなどの大会があることを知ったのですがそれはユーザーの大会って言う認識されてたと思います。なので本場のアメリカでナチュラルだよ!なんて話をされていたのは意外です。そういえば昔あるボディビルダーがドキュメンタリー番組に出ていましたがカメラ内で普通に薬見せてました、確か2000年あたりの番組です。

    1. buckybean より:

      ロニコーがMr.オリンピアに初めてなったのが1998年(自分が海兵隊に入隊したのが1998年)で、なった後はどの雑誌でもトップ扱いでした。それ以来6年だか7年だかMr. Olympiaとして毎年君臨していたんですが、実際自分の口で使っていると言ったのは2011年が初めてですね。それ以前に影で聞いたとか、音声録音とかフライデーみたいな事件がありましたがw あと当時の雑誌では、少なくとも書店で一般的に並んでいる書籍、ステロイドを使っているなんて絶対書かれていませんでしたね。その様な雑誌でのオープンな表記はオリンピックの影響で80年代後半から無くなっています。ですから80年代後半からネット黎明期までの情報暗黒時代とでも言いましょうか、そこら辺の初心な子らは騙されていた感があります。今はググればなんでも出てきますしね。ま、少しでも知識があればすぐ分かる様な事ですが、当時の私達はそれにすら疎かったという事で(泣)。
       

  2. 児玉広志ファン より:

    バッキーさんがステロイドを使わない理由は金銭面が大きいのですか?

    1. buckybean より:

      僕使いまくりですよ?バッキバッキ!あ、そうは見えないって事ですか…

      1. 児玉広志ファン より:

        バッキーさん使っていたのですね、すみません。そういえばバッキーさんのインスタグラムを見ましたけがデッドリフト140㎏を挙げてましたね!あんな重さはステロイドでも使わなければ無理な話ですよね。これからも頑張ってください!